主な機能とメリット

業務のロジックを正しく“形”にする、
TM(T字形ER手法)ベースの
データモデリングツール

TM(T字形ER手法)の体系に完全対応し、基本的な部分は自動化、設計者のスキルに応じた
マニュアル操作性を残し、さまざまなニーズに対応しています。 システム構築の上流工程から
下流工程まで、一貫した設計図の作成ツールとして利用、システム開発の効率化を実現します。

TM(T字形ER手法)とは?

属人性を排除し、
業務ルールを明確にするアプローチ

TM(T字形ER手法)は、株式会社SDI代表・佐藤正美氏により提唱された、事業の事実を正しく捉えるためのビジネス解析手法です。業務の実態における情報の意味を明確にモデル化することを目的としています。

従来のER図では表現しきれなかった業務の背景や文脈を、再現性のあるかたちで構造化できるため、分析結果をそのまま設計に活かすことができます。これにより、属人化や理解のズレを防ぎ、設計の品質を高めることが可能になります。

  • ・設計者・開発者の経験差による品質のばらつきを防止
  • ・業務ルールの明確化により要件定義の精度を向上
  • ・チーム間での設計意図の共通理解を支援

TER-MINE2の主な機能

TM(T字形ER手法)に完全準拠し、データモデリングの現場で求められる操作性と機能性を両立。
Windows標準の操作体系に準拠し、ドラッグ&ドロップやツールチップ表示など、
初めての方でも直感的に利用できます。

TM手法で、簡単・正確なデータモデル構築を実現

項目のドラック&ドロップ対応

単語辞書管理をもとに項目英字名称の命名

『誰でも始められる』がコンセプト

TM手法で、簡単・正確なデータモデル構築を実現

TM(T字形ER手法)のルールを自動化、経験やスキルの差に左右されず、正しいデータモデルが作成することが可能になります。

  • ・TMルール内臓による統一モデル生成
  • ・ビジネスルール・意味の明示
  • ・誰が作っても再現性あるモデリング

使いやすさを徹底追求

項目のドラック&ドロップ対応

Windows標準の操作性で、直感的に使えるUIを実現。
ドラッグ&ドロップやツールチップ表示により、迷わず操作できます。

  • ・Windows標準UI準拠
  • ・ドラッグ&ドロップ/アンドゥ・リドゥ対応
  • ・ツールチップによる機能補助
  • ・モデルの視覚的構造把握のしやすさ

開発スピード・品質の向上に貢献

単語辞書管理をもとに項目英字名称の命名

データモデルは、システム構築の上流工程から下流工程まで、一貫した設計図として利用する。分析設計の結果を漏れなくシステム構築に反映することで、実際の業務に適した高品質なシステムの構築が可能です。

  • ・楽々Frameworkとの連動で高速アプリケーション開発
  • ・データ定義からWebアプリ生成までスムーズ
  • ・設計から実装までの工数を短縮
「楽々Framework」との連動機能

楽々Frameworkとは、住友電工情報システム株式会社が製造販売する部品組み立て型の純国産Webアプリケーション開発ツールです。業務にそのまま使用できる豊富な部品群を持ち、ビジュアル・プログラミングにより、ノンプログラミングで部品を組み合わせることで、Webアプリを開発できるローコード開発基盤です。
楽々Frameworkは住友電気工業株式会社の登録商標です。

TER-MINE2には、住友電工情報システムの「楽々Framework」との連動機能を搭載したバージョンも用意しています。

楽々Framework連動バージョンでは物理実装モデルで定義した内容を、そのまま楽々FrameworkのFDファイルに出力します。

これにより、ビジネス分析モデルがそのまま楽々Frameworkにシームレスに連動し、より高速で安定したアプリケーション開発が可能となります。

システム構築手法の特徴
(楽々Framework使用時)
安心のサポート

TER-MINE2は、開発元であるアイティーエス自身が、実際のシステム構築に活用し、多くの実績を積み重ねてきたツールです。現場で培われたノウハウをもとに開発されているため、実務に即したサポートも安心してお任せいただけます。

お客様の課題に応じたモデリング支援・業務設計・システム構築までをご提供。ツール活用のその先まで、一貫して支援いたします。

サポート・よくある質問 導入事例・開発実績

主な利用用途・対象ユーザー

TER-MINE2は、以下のようなシーン・立場で活用されています。

  • 利用シーン
    • 業務改善に向けた事業の可視化
    • システム刷新に向けた業務要件の整理・データの構造化
    • 長年の改修によりブラックボックス化したシステムの解析
    • DX課題抽出のための検討材料の提供
    • ERP導入のための適用分析と有効なRFPの作成
  • 主な対象者
    • 社内の情報システム部門(ユーザー企業のIT担当者)
    • 開発ベンダー・SI企業の設計者・アナリスト
    • システム導入を検討する業務部門の企画担当者

製品バージョンと展開

TER-MINEシリーズは、利用目的やシステム構成に応じて以下の3バージョンをご用意しています。

  • TER-MINE2
  • TER-MINE2 Viewer
  • TER-MINE2楽々Framework連動バージョン
動作環境
対応OS Windows 10 / Windows 11
TER-MINE2試用版をインストール・実行するには管理者権限が必要です。
メモリ 4GB以上(8GB以上推奨)
ディスク空き容量 100MB以上